MIT石井先生講演、情報生態系の変化と独創・協創・競創の未来 ーTangible Bitの挑戦ー

以下は僕の脳内なので乱文乱筆注意。

Tangible(触れられる)はHuman Interfaceの概念でTangible User Interface=TUIだが、現在の主流はGraphical User Interface=GUIで、ピクセル中心にコンピューター社会は回っている。そのTangibleの概念を提唱したのが石井裕教授。

Tangibleの最たる特徴は、その直感で、身体的物理的に情報にアクセス可能なシンプル性。自宅の時計は、どこにあるかもわかっていて、ボタンなど押さなくとも、時計の方角を向くだけで、その時刻という情報にアクセスができる。このシンプル性、わかりやすさ。

以下、講義録でも何でも無いメモ。ほんとに雑に書きます。

零G。ZERO Gravity。重力に抗う。Defy Gravity。1Gを疑うことから創造ははじまる。

GUI(Graphical UI)からTUI(Tangible UI)への移行は、Defy Gravity、重力に抗うことが必要だった。

情報は、流れる。流水の如く。情報が流れ、循環している。running water、cycling water。

全包括的な視点、俯瞰的視野で物事を考察すると、情報の流水をいかに循環させるのかが見えてくる。鳥のように俯瞰する視点を持つこと。生態系ecology、info-ecology。

視点のライブラリーを増やす。複眼。多視点。宇宙の研究も、小さな望遠鏡で観察していた時代から、大きな望遠鏡ができて、遂には空へ飛んで、宇宙から観察するまでになった。視点のライブラリーを増やすと、様々なことがわかる。

What drives creation?→Vision。technologyは1年で化石になる。廃る。User needsも10年すれば廃れる。しかし、Visionは100年単位で持続し、語り継がれていく。Visionのdesignが必須。Visionからinspireを受ける。inspireは、interaction designの目標。

inspire、Artという視点。VisionもArtも、各人のlife spanを超え、100年単位で持続する。Art & Science。

The future is already here — it is just not evenly distributed.(William Gibson)

The best way to predict the future is to invent it.(Alan Kay)

独創において、競創は重要。collaboration。このcollaborationとは、所謂「学際」「多業種連携」のような「機能分担」ではなく、各人の脳内で全体の知識がブレンドされている状態。職種や役割のラベルを張られたらそこで終了。そのラベルを、つまり自分の役割、職種を超えてこそ、本質的な独創が可能になるし、これこそ本当の競創。全てをカバーする。全てに渡ってしゃべれるようにならねばならない。一つの研究が、scienceの分野でもartの分野でも賞をもらえるような研究が重要。

独創。山がそびえ立っていて、例え道がそこになくとも、登っていく。これでは物足りない。MITで求められているのは、山を一から造り、その自分で造った山に5年以内に初登頂すること。これが本質的なcreativity。

未来。自分が死んでも、未来は終わらない。自分が死んだあとの未来に、どんな影響を及ぼせるか。どんな良いインパクトを与えられるか。何を残せるか。自分が死んでも、自分の残したVisionが生き続けるかもしれない。

Why?と問う。問い続けると、やがてそれは哲学の領域に入っていく。哲学は全ての分野の根底に流れているもので、誰とでもその哲学に基づいて議論をすることができる。

走り続ける。燃料。出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は誰にも打てない。私の最大の燃料は「飢餓感Hunger」。屈辱感。それを味わうためには誇りを持つことが必要。

飢餓感。飢餓感を味わったことのある人は、それが食べられる物であるかどうかを瞬発的に判断し、次の瞬間には食らいついている。この飢餓感を持たなきゃ駄目だ。目の前に問題意識があるのに、なぜそれに食いつかない?寝なくとも、食べなくとも、それを徹底的に追及する姿勢が重要。すぐに、今、飛びつけ、食らいつけ。飢餓感のなかで、どれが食べられる物なのか、24時間フィルタリングしていなければならない。

そして、若い人、どんどんすごい人に会うこと。ドアを叩く。旅をする。そして、その人に憧れるのではなく、超える。

何のために自分の技術があるのか。社会に役立てるための技術。それを常に頭に入れて、Visionに基づいて行動していくことが必要。毎日何をするのか、やりたいことが多すぎる、というときには、Visionに立ち返り、Visionの実現にはどうすれば良いのかを考え、毎日の行動を決めること。厳しく、自分自身のdesignをする。

未来に連れて行かれそうな講演だった。石井先生のしゃべる言語は、単語は英語で、文法は日本語。はじめはゆっくりだったが、「Anyway,」が入ってからは完全にほとんど英語なのか日本語なのかわからない状態に。

すごい良い刺激を受けた。問題意識に飛びつく。徹底して追求する。飢餓感を持つ。カテゴライズなんて必要ない。

言語社会学者の鈴木孝夫先生は「学者と言われるほど馬鹿じゃない」とおっしゃっているけれど、僕も、歯医者と言われるほど馬鹿じゃない、ってことだとおもう。歯医者と呼ばれるような歯医者にはならないと思うし、歯科だけでは絶対に本質的な健康なんて作れないはず。夕張で多業種連携、医科と歯科と福祉…などの多業種が連携している、ってことが新しい潮流としてあると思うけど、それだけじゃあ多分不足していて、一人一人が全身の医療福祉のprofessionalになる必要性を今回の石井先生の講演で実感した。

本当にキャンパスライフとかどうでもいい。とにかくVisionに向かって全力で道を切り拓いて、造山運動をすることだと気付かされた。その一つの活動がほっこりいずむなんです。出過ぎた杭は誰にも打てません。

読み返す気にもならないほどの乱文、こんな乱文数ヶ月ぶりに書いたけれど、すっきり。後日再度まとめる。

石井先生には憧れるけれど、僕は石井先生を超えるぞくらいの飢餓感を持たねばならないです。

2010-11-10 | Posted in No Comments » 

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